緊急FAX要請 3.016通(2025年9月22日現在)
プリント用署名用紙、ハガキは緊急行動要請のページに!!
倉敷民商弾圧事件 御礼とご支援のお願い
3・13重税反対統一行動参加者のみなさん
日頃より倉敷民商弾圧事件へご支援をいただき、ありがとうございます。
私は、この事件の被告人とされ、無罪を求めてたたかっている禰屋町子です。2014年1月21日に逮捕され、人権が守られず、私は428日間も拘置所での勾留生活を強いられました。一審は有罪でしたが、二審で有罪が破棄され、地裁に差し戻されました。事件から10年が過ぎましたが、未だに「被告人」です。
昨年7月4日に差戻審が始まりました。10月25日、11月29日、12月20日の公判は、検察側の証人でした。そこで当時捜索にあたった査察官らが証言しました。査察官は、脱税をしたとされる建設会社(本犯)ではパソコンは押収しませんでした。確定申告のサポートをしただけの倉敷民商では全部のパソコンを押収、さらに事件とは関係の無い民商の資料を多数押収しました。また、査察官は捜索時、建設会社では「会社へは自由に出入り」させていましたが、なぜか倉敷民商では出入りを禁止し、12時間も事務局員を拘束しました。私たちが当初より訴えていたとおり、この事件は民商に対する弾圧が狙いだったのです。
検察官は4人の査察官に証言させましたが、有罪立証には失敗しました。そこで、突然、1月31日に予定されていた木嶋査察官(査察官の報告書をまとめた責任者)への主尋問の時間を15分から180分に延長したいと言って来ました。木嶋査察官に、脱税のストーリーを話させようとの狙いです。弁護団はこれに厳しく反対し、公判は延期になりました。*1
弁護団の奮闘に加え、全国から裁判所に緊急団体署名855団体、要請ハガキ1万2261通(累計)、署名30万6937人(累計)を提出しました。その結果、裁判所は、検察官が求めていた木嶋査察官への180分の主尋問は認めず、当初予定の15分としました。これは、運動の大きな成果です。
そして、木嶋査察官の証人尋問が3月26日(火)午後1時30分〜4時30分、岡山地裁100号法廷で行われることが決まりました。この尋問は、裁判の大きな山場です。ぜひ全国の皆さんの傍聴参加をお願いします。
政府は、中小業者に対して「インボイス制度」「税務相談停止命令制度」など徴税強化を強めています。一方で、自民党の「裏金」は追求しません。私は「伝え続ければ必ず届く」と思います。支援して下さる皆様、裁判で奮闘して下さっている弁護団、そして家族が、私を支えてくれています。
裁判所は「弁護団・被告人の求める証拠・証人を認め公正・公平な裁判」を要請しています。有罪判決を出した一審の江見裁判長はアンフェアな裁判をしました。そうさせないために、今やっていることが未来につながると信じて頑張ります。
私は無実です。いっそうのご支援をよろしくご協力お願いします。
2024年3月13日
倉敷民商弾圧事件 禰屋町子
註)*1 一審の江見裁判長が木嶋査察官のまとめた報告書を専門家による鑑定書として証拠採用したことが、控訴審において、刑事訴訟法等に違反すると判断され、一審の有罪判決を破棄する大きな理由になりました。また、控訴審判決後の三者協議においても再三にわたり問題になり、最終的に前任の倉成裁判長が、木嶋査察官報告書は差戻審においては証拠として採用しないと言明しました。